桃の節句に向け、竹の中に夫婦びなが並ぶ「かぐやびな」の製作が、兵庫県上郡町の「まつい工芸社」で最盛期を迎えた。
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製作のピークを迎えた「かぐやびな」=1月29日、兵庫県上郡町(南雲都撮影)
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桃の節句に向け、竹の中に夫婦びなが並ぶ「かぐやびな」の製作が、兵庫県上郡町の「まつい工芸社」で最盛期を迎えた。
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竹取物語をモチーフにした高さ20センチ、直径約12センチの竹筒には、青やピンク、緑や金色などの華やかな京友禅和紙の着物に身を包んだ優しい顔立ちの小さなひながほほ笑んでいる。
高齢化などで職人の引退が相次ぐも、以前と変わらず手作業でひとつひとつ丁寧に作られる。2月下旬まで作業は続く。
インテリアや家族への贈り物として人気で、代表の竹工芸家、松井宏司さん(87)は「春の訪れを待つ人のもとへ、ひなと明るい気持ちをお届けしていきたい」と話していた。問い合わせは同社(0791-52-3913)。
(産経新聞)
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