スマホ向けゲーム「ドラゴンクエストウォーク」で、「ドラゴンボール」との初めてのコラボイベントが始まった。鳥山明さんが亡くなってから1年。ファンらが歓迎の声を上げている。
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スマートフォン向け位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」が人気漫画「ドラゴンボール」と異色のコラボイベントを実施する(スクウェア・エニックス提供)

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位置情報を使うスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエスト(ドラクエ)ウォーク」で人気少年漫画「ドラゴンボール(DB)」との初めてのコラボイベントが3月12日から始まった。これに先駆け、ドラクエの生みの親でゲームデザイナーの堀井雄二さんがX(旧ツイッター)の公式アカウントで「すごい反響」と投稿した。ドラクエのキャラクターデザインを手掛けたドラゴンボールの作者、鳥山明さんが亡くなってから1年後のイベントにゲームと漫画のファンらが歓迎の声を上げている。

スマホゲームの多くはサービス開始から半年ごとの節目に大きなイベントを開催するのが恒例となっており、今回のイベントはドラクエウォークの開始5・5周年とドラゴンボールの連載開始40周年に合わせて企画された。

ドラクエウォークは実際に外に出歩いて遊ぶゲームで、敵と戦いながら地図上に設定した目的地を目指す。イベントでは、ドラゴンボールの主人公、孫悟空が登場し、一緒に敵と戦って遊ぶことができる。

ドラクエウォークがドラクエ関連以外の作品とコラボするのは初めて。堀井さんは8日夜、「ドラゴンボールとのコラボすごい反響で、今からドラクエウォークをはじめても大丈夫?との質問も多いですが、全然大丈夫ですよ」と投稿。イベントの開催が6日に発表された際には、「ありそうでなかった」と伝えていた。

鳥山明さん

ドラゴンボールは1984年11月から週刊少年ジャンプで連載が始まり、昨年、40周年を迎えている。ドラゴンクエストシリーズは、86年5月に第1作目が発売。ドラゴンボールの前作「Dr.スランプ」に登場する悪役のモデルとなった鳥山さんの担当編集者、鳥嶋和彦さんが堀井さんと親交があったため、鳥山さんがキャラクターデザインを担当することになった経緯がある。

鳥山さんは昨年3月1日に急性硬膜下血腫のため68歳で亡くなり、世界中のファンから追悼のメッセージが寄せられた。

筆者:高木克聡(産経新聞)

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