東京電力福島第1原子力発電所で3年間行われたヒラメなどの海洋生物飼育試験が所期の成果を収めて3月末に終了した。
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ヒラメの目はハート形。2023年1月26日の海洋生物飼育日誌で紹介された(写真はすべて東京電力提供)

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東京電力福島第1原子力発電所で3年間行われたヒラメなどの海洋生物飼育試験が所期の成果を収めて3月末に終了した。

試験の目的は放射性物質のトリチウム(三重水素)を含む処理水の海洋放出の安全性を目に見える形で示すことだった。元気に育つヒラメやアワビの姿はネットで国内外に紹介され、風評の抑制に一役買った。

一見、素朴な試験だが、トリチウムの生体影響をこれほど高精度に長期間、かつ大量の個体で評価した例は世界にない。

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筆者:長辻象平(産経新聞)

2025年5月28日産経ニュース【ソロモンの頭巾】より

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