世界自然遺産の北海道・知床を望む羅臼町沖に、国の天然記念物オオワシが越冬のため飛来している。

世界自然遺産の北海道・知床を望む羅臼町沖に越冬のため飛来し、朝日を浴びながら流氷の上で羽を休める国の天然記念物オオワシ。大きな翼を広げて優雅に飛ぶと、観光船の乗客が一斉にカメラを向けた=3月5日早朝
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世界自然遺産の北海道・知床を望む羅臼町沖に、国の天然記念物オオワシが越冬のため飛来している。3月5日早朝も朝日に照らされた流氷の上で多数が羽を休め、大きな翼を広げて優雅に飛ぶと、観光船の乗客が一斉にカメラを向けた。

普段ロシア極東で繁殖しているオオワシは、翼を広げると2メートル以上にもなる。船が出発した羅臼港から5キロほど沖合の流氷帯に集まっており、船から投げられた餌を競い合うようについばんだ。
数は少ないものの同じく天然記念物のオジロワシや、流氷帯から離れた場所にはシャチの群れも見られた。

千葉県鎌ケ谷市の自営業の女性(34)は「ワシの飛ぶ姿が美しかった。先月に来たときには流氷がなく、今回はここにしかない景色が見られて感動した」と笑顔だった。
(産経新聞)
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