JAXAの大西卓哉飛行士ら4人を乗せた米スペースXの宇宙船「クルードラゴン」が、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。大西さんは9年ぶりのISS滞在となる。
Onishi launches to ISS for 2nd time

大西卓哉飛行士ら4人を乗せて、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた米スペースXの宇宙船「クルードラゴン」=日本時間3月15日午前8時3分(NASAのインターネット中継から)

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉飛行士(49)ら4人を乗せた米スペースXの宇宙船「クルードラゴン」が日本時間3月15日午前8時3分、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。宇宙船は約10分後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。翌16日にも国際宇宙ステーション(ISS)に到着する。

大西さんは2016年にロシアのソユーズ宇宙船で初飛行して以来、9年ぶりのISS滞在となる。約半年間の滞在期間中は、将来の有人月探査を念頭に置いた科学実験などを行う。

米フロリダ州のケネディ宇宙センターで、出発を前にポーズをとる大西卓哉飛行士(右端)ら=3月14日(ロイター=共同)

大西さんは15日午前4時50分ごろ、米国やロシアの飛行士ら3人とともに発射台への移動を開始。同5時45分ごろ、大型ロケット「ファルコン9」の先端部に搭載された宇宙船に乗り込んだ。

打ち上げ成功後、大西さんは船内で「日本の皆さん、たくさんの応援ありがとうございます。9年ぶりの無重力の感覚をかみしめています。これから先もISSへの宇宙の旅、楽しんでいきたいと思います」と話した。

JAXAによると、日本人飛行士によるISS長期滞在は昨年3月に帰還した古川聡さん以来。

(産経新聞)

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