川崎重工業が製造した海上自衛隊の潜水艦「らいげい」の引き渡し式が同社神戸工場で開かれた。海自呉基地に配備され、警戒監視活動などに当たる。

海上自衛隊に引き渡され、就役した潜水艦「らいげい」=3月6日午後、神戸市沖(神戸ベイクルーズの遊覧船から彦野公太朗撮影)
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川崎重工業が製造した海上自衛隊の潜水艦「らいげい」の引き渡し式が3月6日、同社神戸工場で開かれた。海自呉基地(広島県呉市)に配備され、警戒監視活動などに当たる。

海自によると、らいげいは令和4年に就役した「たいげい」型の4番艦。基準排水量約3千トン、全長84メートル、全幅9・1メートルで、約702億円の建造費が投じられた。

乗員は約70人で、女性用の寝台も設けた。新型ディーゼルエンジンを搭載し、リチウムイオン電池で長時間潜航が可能という。

訓示した金子容三防衛政務官は、中国の活発な海洋進出などに触れて戦後最大の試練を迎えていると強調。「探知性能やステルス性能が向上した最新鋭潜水艦として能力を発揮してほしい」と述べた。

(産経新聞)
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