インド南部の都市の学校に通う生徒約40人が奈良県の天理中学校を訪れ、日本の学校生活を体験した。
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天理中の生徒から雑巾のしぼり方を教わるインドの生徒=奈良県天理市

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インド南部の都市、ハイデラバードやバンガロールの学校に通う13~16歳の生徒約40人が天理中学校(奈良県天理市)を訪れ、日本の学校生活を体験した。

日本とインドの文化交流を進めるNPO法人「インド日本友の会」(京都市)が企画。同法人は天理市が毎年開催している「ワールドフェスティバル天理」に参加したことをきっかけに、天理大との縁が生まれ、インドからの生徒たちを系列校の天理中で受け入れてもらうことにした。

天理中で雑巾がけを体験するインドの学生たち=天理市(新山郁子撮影)

高木章教頭は、日本の学校では入学式や遠足、文化祭、体育祭といった行事があることや学校生活の1日の流れについて説明。授業が終わると生徒たちが校舎を掃除していることを話すと、インドの生徒たちは驚きの表情を見せた。その後、インドの生徒たちは天理中の生徒たちから雑巾がけの仕方を教わった。

インドでは、学校に清掃員がいるのが当たり前で、子供たちが自ら掃除をする機会は少ないといい、K・ケサリナンディニさん(14)は「学校生活で掃除を取り入れているからこそ、街もきれいなんだと思った。インドも教育で取り入れたほうがいい」と笑顔。同NPO法人のクンナ・ダッシュ理事長(55)は「時間に正確なことや清潔であることは、日本が誇るべき文化。インドの子供たちにもぜひ体験してほしかった」と話した。

(産経新聞)

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