外交・安全保障政策の要である国家安全保障局(NSS)のトップ、秋葉剛男局長が近く退任することを知った。前任者の北村滋氏に続き、小泉純一郎首相による初の日朝首脳会談とその後の日朝交渉の現場を知る人物が、また1人政府中枢から去ることに不安を禁じえない。
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2024年3月、米国防総省でオースティン国防長官(左)と会談する秋葉剛男国家安全保障局長(右)=ワシントン近郊(在米日本大使館提供)

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1月8日の産経新聞本紙で外交・安全保障政策の要である国家安全保障局(NSS)のトップ、秋葉剛男局長が近く退任することを知った。前任者の北村滋氏に続き、平成14年9月の小泉純一郎首相(当時)による初の日朝首脳会談とその後の日朝交渉の現場を知る人物が、また1人政府中枢から去ることに不安を禁じえない。

小泉訪朝に同行

北村氏は警察庁の外事課長時代に拉致問題を捜査し、16年11月には第3回日朝実務者協議の警察庁チームを率いて平壌の地を踏んだ。この時、北朝鮮が横田めぐみさん死亡の証拠として日本側に渡したニセ遺骨の鑑定に関わった。

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筆者:阿比留瑠比(産経新聞)

2025年1月9日付産経新聞【阿比留瑠比の極言御免】より

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