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【主張】竹島への不法上陸 文政権は「反日」を改めよ

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日本政府による事前の中止要求を無視して、韓国の金昌龍警察庁長官が11月16日、同国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)に上陸した。

 

韓国軍に訓練された武装警察部隊が竹島を占拠している。警察庁長官の上陸は12年ぶりで、金長官は警備態勢を点検し、警備隊員を激励した。

 

日本政府が直ちに東京、ソウルの外交ルートで韓国政府に抗議したのは当然だ。竹島は日本固有の領土である。韓国の占拠も警察トップの上陸も到底許されない。

 

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韓国警察庁の関係者は、長官の上陸について「外交上の意味は全くない」と説明している。だが、対日挑発そのものではないか。竹島は韓国領であるから日本は関係ないとでも言うつもりか。

 

文在寅政権は反日行動を改めないのであれば、日韓関係の改善はあり得ないと知るべきだ。

 

日本政府は今回、それを韓国側に伝える新たな行動をとった。

 

日米韓3カ国は17日、米首都ワシントンで、北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐる外務次官級協議を開いた。日本側は金長官の竹島上陸は受け入れられないとして、協議後の共同記者会見を開催させなかった。

 

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さらに森健良外務次官は、韓国の崔鍾建外務第1次官との会談で、竹島上陸に抗議するとともに徴用工、慰安婦問題で両国関係は「非常に厳しい状況」にあると指摘し、韓国政府に適切な対応を求めた。いずれも妥当である。

 

文大統領の任期は来年5月までだ。支持率が低迷しがちな政権末期に、反日行動を強めて浮揚をはかるのが歴代大統領のならいだ。文氏もその悪癖が出たようだ。

 

竹島は歴史的にも国際法上も日本のものだ。遅くとも17世紀初頭から日本人が漁業で使ってきた。明治38年に閣議決定で島根県に編入したが、どの国からも抗議はなかった。日本が連合国に占領されていた昭和27年1月、韓国の李承晩大統領が日本海に「李ライン」を一方的に引き、その後、竹島を奪った。日本の巡視船は竹島を不法占拠する韓国警備隊から銃撃されたのである。

 

文氏は、岸田文雄首相の就任を祝う書簡で、日韓協力を呼びかけてきた。その直後に、韓国警察トップが竹島に上陸するようでは誠実さが感じられない。北朝鮮の脅威に日米韓で対応する必要もある。反日行動をやめるべきだ。

 

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2021年11月19日付産経新聞【主張】を転載しています

 

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