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はやぶさ2、10年後めどに新たな小惑星へ

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日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が12月に地球に帰還した後、別の小惑星を10年後をめどに探査する計画を宇宙航空研究開発機構(JAXA)が検討していることが7月21日、分かった。地球に衝突する可能性がある小惑星について知見を得るのが狙いで、9月に具体的な計画を決める見通しだ。

 

新たに探査する小惑星は2つの候補を検討しており、いずれも直径30~40メートルの「2001AV43」と「1998KY26」。高速で自転しながら、主に地球より外側の軌道で太陽の周りを回っている。

 

この程度の大きさの小惑星は、100~1000年に1回の頻度で地球に衝突する。間近で観測して構造や強度を解明できれば、地球衝突時にどのようなことが起きるか推定したり、地球上の物質生成を理解したりするのに役立つという。

 

 

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試料を収納するカプセルは12月の帰還時に地上へ投下するため、物質は採取しない。イオンエンジンの推進力が尽きることから地球には帰還せず、片道だけの航路となる。

 

2001AV43を目指す場合、金星の引力を利用して進路を変更し加速する「スイングバイ」を実施し、29年11月に到着する。1998KY26を目指す場合は、地球の引力によるスイングバイを行い、31年7月に到着。途中で別の小惑星に接近するため、目的地への到着は遅くなるが観測の機会は増える。

 

JAXAは今後、2つの計画について、機体の状態を踏まえて実現の可能性を検討。9月初旬ごろに、どちらを選ぶか結論を出す見通しだ。

 

はやぶさ2は12月6日、小惑星リュウグウで採取した試料が入ったとみられるカプセルを地上に投下し、当初の計画を終了する。その後も引き続き飛行が可能なため、次の探査計画を検討していた。

 

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