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「慰安婦問題」日米学者の英語論文に世界が注目 北朝鮮が問題捏造か

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Ghosts in the Neighborhood

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今年8月に、日米両国の著名学者が「慰安婦問題と北朝鮮コネクション」と題する英語論文を共同で執筆し、「社会科学研究ネットワーク」(SSRN)という米学術交流ポータルサイトに発表したところ、かつてないダウンロード数を記録するなど、大きな関心を呼んでいる。同論文は、北朝鮮が慰安婦問題を捏造したと結論付けた内容だ。核ミサイル開発を続ける北朝鮮に対する欧米の警戒感が高まる中、論文は今後さらに世界で注目を集め、議論になるものとみられる。

 

新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」(奥)の発射実験に臨む金正恩朝鮮労働党総書記(手前中央)=3月24日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 

問題化の裏に北の影

 

論文は、早稲田大学の有馬哲夫教授とハーバード大学大学院のマーク・ラムザイヤー教授が共同で執筆し、全63ページに及ぶ。

 

同論文で、両教授は豊富な資料など数多くの証拠をもとに、北朝鮮がどのように慰安婦問題を裏で操ってきたかを明らかにした。両教授はその中で、北朝鮮の首都、平壌に蠢く独裁者、金一族とその圧政的政権、そして韓国や日本、米国にいる北シンパの人脈が政治的な利益を得るため、どのようにして慰安婦問題という大騒ぎをでっち上げてきたのか、詳しく説明している。

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論文は、韓国国内の腐敗し切った組織が、慰安婦をめぐる運動をどうやって乗っ取っていったかを詳細に描く。例えば、その腐敗した組織の元指導者の夫が、北朝鮮の工作員に資料などを手渡した罪で有罪判決を受けて懲役刑に処された前科があることなどが記されている。

 

しかも、北朝鮮との関係を持つ同組織が韓国国内で、民族国家主義の炎を煽って、日本との建設的関係作りを妨げたと、両教授は分析する。

 

さらに、慰安婦問題が大きな騒ぎとなった時期と、北朝鮮国内で核兵器の開発が着々と進んでいた時期が一致すると、論文は指摘する。要は、慰安婦問題という大騒ぎは、北朝鮮の核兵器開発を覆い隠すのに役立ったことを論証する内容になっている。

 

 

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新記録をさらに更新か

 

この記事を執筆しているいま現在、論文「慰安婦問題と北朝鮮コネクション」は、これまでに6000回以上ダウンロードされて、間も無く概略閲覧数も2万1千回を突破する勢いだ。「歴史研究ネットワーク:科目別オンラインジャーナル」というカテゴリーで、かつてもっとも多くダウンロードされた論文になり、歴代一位の位置を占めている。同じカテゴリーの他のトップテン論文のダウンロード数との対比でも、有馬・ラムザイヤー両教授の論文が2倍以上とダントツにトップになっている。

 

さらに、全ての分野の論文の中でも、過去60日間でもっともダウンロードされた論文のトップファイブに入ったほか、今年9月には順位はトップスリーまで上がり、新記録を刻み続けている。

 

北朝鮮は、最近も様々なタイプのミサイルを発射し、核兵器開発をさらに進める意向を示したばかりだ。北が核開発を始めた時期に、慰安婦に関する「偽りの歴史」を日本や韓国の有力メディアが拡散し、韓国、日本、米国の政治問題となり、関係が急速に悪化したことが浮き彫りになっている。両教授の論文はそうした状況の中で今後ますます注目を浴び、欧米で議論の対象になるだろう。

 

筆者:ジェイソン・モーガン(麗澤大学国際学部准教授)

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この記事の英語記事(10月15日掲載)
Academic Portal Sees Peak Interest in Paper on North Korea's Link to Comfort Woman Scam

有馬哲夫教授が執筆した論文の概要(日本語)

 

 

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