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男子ラクロス世界選手権大会、日本は5位に終わる 次回はトップグループ復帰

ラクロス男子の世界選手権大会で日本は5位の成績で終わり、2014年の大会以来、次回からはトップグループに復帰する。今回目標の4位は達成できなかった。

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5位決定戦のイングランド戦で激しくボールを奪い合う日本の柳井宏太(右)=6月30日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

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ホーデノショーニーに敗れる

 

サンディエゴで開催されたラクロス男子世界選手権大会で日本はプレイオフに進み、前回6位から1つ昇格の5位の成績を残した。日本は6月27日ドイツに勝ったが(9対4)、28日にホーデノショーニー(米国東部の先住民族、かつてのイラコイ・ネーションズ)には10対5で敗れた。日本は彼らの素早い動きとシュートには悩まされた。ヘッドコーチのラーズ・ティファニー氏は「我々はもっと点差つけるはずだったが、日本のゴールキーパーが思ったよりも手強く、点差がつけられなかった。日本チームの成長には驚かされた。」と日本を評価した。

 

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ホーデノショーニーのライル・トンプソンの素早いシュートを受ける日本=6月28日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

 

日本は6月30日の5位決定戦でイングランドと対戦し、8対4で勝利して5位の成績に終わった。イングランドとの5位争いは2018年のイスラエル大会以来だ。しかし、試合が終わる数十秒前に悲劇が起こった。箱崎蒼太選手がイングランド選手から激しいタックルを受け、倒れてしばらく動けなくなった。箱崎選手は救急車でサンディエゴ市内の病院に運ばれ、試合はそこで終わった。病院での検査の結果、翌日には無事退院できた。ラクロスとは激しいスポーツだ。

 

倒れた箱崎選手のもとに集まる日本選手=6月30日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

 

大会は決勝戦で米国がカナダを10対7で破り2大会連続優勝した。米国チームの圧倒的な強さを見せつけた。

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2大会連続優勝した米国=7月1日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

 

日本は以下の大会記録も残した。立石真也選手と金谷洸希選手が共に21点のゴールを得点して得点者の総合2位に。大嶋省吾選手がゴールキーパーの防御率で総合2位の記録を残した。

 

 

次回はプールA

 

男子日本はプールA、トップグループに復帰する。2014年以来のことだ。女子は昨年の大会で世界5位に昇格している。

 

鈴木直文ヘッドコーチはチームに「残念ながら我々が今回目標とした4位には至らなかったが、君達の今回の活躍が日本のプレーヤーにも刺激となり、日本のラクロスのさらなる成長につながるだろう。」と語った。鈴木ヘッドコーチは東大ラクロス部出身で、博士号取得のために留学したスコットランドでもラクロスをプレーしていた。現在は一橋大学の社会学の教授が本業だ。

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鈴木ヘッドコーチの本業は一橋大学の教授だ=6月28日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

 

世界大会が日本にも来る?

 

日本ラクロス協会は世界選手権大会の日本での開催を検討している。2026年の女子大会もしくは27年の男子大会が対象だ。過去には1996年に男子19歳以下の世界大会を、翌97年に女子世界大会を東京・江戸川区で開催したことがある。「世界で最速のスポーツ」と言われるラクロスの世界大会が日本で見られる日が近いかもしれない。

 

閉会式の様子=7月1日、サンディエゴ(海藤秀満撮影)

 

筆者:海藤秀満(JAPAN Forwardマネージャー)

 

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