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日産、全固体電池採用の次世代EVミニバン モビリティショーで披露へ

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日産自動車の試作車「ニッサン ハイパーツアラー」のイメージ

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日産自動車は10月17日、次世代の「全固体電池」を採用した電気自動車(EV)のコンセプト車「ニッサン ハイパーツアラー」を、東京ビッグサイト(東京都江東区)で26日開幕する「ジャパンモビリティショー2023」に出展すると発表した。

 

ハイパーツアラーは電動駆動4輪制御と完全自動運転に対応したEVミニバン。日産は令和10(2028)年度までに全固体電池を実用化する方針を示しており、その車づくりの方向性の一つとなる。

 

日産自動車の試作車「ニッサン ハイパーツアラー」の内部イメージ

 

通常は液体の電解質に固体材料を使うため、液漏れの心配がなく、薄型などの柔軟な電池形状が可能になる全固体電池の特徴を生かし、フルフラットで広々とした車内空間を実現。運転席と助手席は360度回転する仕組みで、完全自動運転走行中に乗員同士が対面で会話を楽しめるほか、日本流の「おもてなし」の演出として、フロア全面の発光ダイオード(LED)パネルに川床など乗客がリラックスできる風景を映し出す機能も備えた。

 

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また、ヘッドレストに導入したバイオセンサー付き人工知能(AI)が、脳波や心拍数などから乗員の気分を判断して空調や照明を自動調整する最新技術も搭載。車載電池に蓄えた電力は店舗、オフィスなど外部に給電できる。

 

日産自動車のEVミニバン「ニッサン ハイパーツアラー」の室内イメージ。座席を回転させ、乗客が対面で会話できる

 

全固体電池はエネルギー密度など電池の基本性能が現在の車載電池よりも大幅に優れており、EVの航続距離が飛躍的に伸びるとされるが、日産は今回採用する電池の性能は明らかにしないという。

 

全固体電池を巡っては、トヨタ自動車が出光興産と量産化の技術協力で提携するなど、実用化への動きが活発化している。

 

 

この記事の英文記事を読む

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