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和歌山電鉄「たま駅長」が絵本に 2代目「ニタマ駅長」らお披露目

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完成した絵本をお披露目する和歌山電鉄の小嶋光信社長と2代目駅長「ニタマ」=12月6日、和歌山市(北野裕子撮影)

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和歌山電鉄貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)名誉永久駅長の三毛猫「たま」をモデルに製作された絵本「ねこのえきちょうさん たま」(金の星社刊)が完成し、6日、同線和歌山駅(和歌山市)で小嶋光信社長や2代目駅長「ニタマ」らがお披露目した。全国にネコ駅長のブームを巻き起こしたたまの生涯と同電鉄について実話に基づき描いた絵本で、11日から全国の書店などで販売される。

 

初代駅長の「たま」。バレンタインチョコレートのPRなど多彩に活動した=平成27年1月、和歌山県紀の川市(産経新聞)

 

たまは貴志駅の駅長を平成27年に死ぬまで約8年にわたって務めた。ネコの駅長ブームで全国からファンが押し寄せ、廃線寸前だった同線を救ったとされ、今でも根強い人気がある。

 

同電鉄によると、たまの絵本が作られるのは初めて。金の星社から打診があり実現した。作画、作文は絵本作家の羽尻利門(としかど)さんが担当している。

 

絵本では、たまが駅長に就任した経緯や同電鉄の利用客らとたまの触れ合いなどが描かれており、同電鉄の広報担当者は「絵本のたまは本物にそっくり」と太鼓判。ニタマも登場する。

 

和歌山駅で利用客らに絵本をお披露目した小嶋社長は「電鉄を支えてきた皆さまとたま駅長の織り成す物語をぜひ読んでほしい。子供たちにも絵本を楽しんでもらうことで憧れの地方鉄道になれば」と話していた。小嶋社長によると、ニタマは「大先輩の絵本が出てうれしいにゃー」と祝いつつ「私の絵本も出してくれないかにゃー」と期待しているという。

 

絵本は全32ページで1540円(税込み)。全国の書店のほか同線の貴志駅や伊太祈曽駅(和歌山市)、インターネット上の「たま駅長グッズショップ」などでも購入できる。

 

運行が始まった和歌山電鉄のクリスマス電車=12月6日、和歌山市(北野裕子撮影)

 

また、同電鉄は6日、クリスマス電車の運行を始めた。「いちご電車」と「たま電車」の先頭と最後尾にクリスマスリースを取り付け、車内にはたまのイラストなどを描いたクリスマス仕様のポスターを掲示している。サンタクロースにふんしたニタマは、絵本と合わせてクリスマス電車もアピールしていた。クリスマス電車の運行は25日まで。

 

12月6日から運行が始まった和歌山電鉄のクリスマス電車をアピールする小嶋光信社長と二代目駅長「ニタマ」=12月6日、和歌山市美園町の和歌山駅(北野裕子撮影)

 

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