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ロシアとの停戦論は根本的に誤りだ

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9月21日、ウクライナ首都キーウで、ロシアのミサイル攻撃の後に立ち上る煙(ロイター)

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ロシアによるウクライナ全面侵略が始まってから1年9カ月経った。ウクライナ軍のザルジニー総司令官は、英エコノミスト誌への寄稿で、戦争が膠着(こうちゃく)状態に入ったと述べた。現時点で両軍は技術的にも戦力的にも同レベルなので、どちらかが勝利をおさめるのは困難だというのだ。ウクライナの勝利に疑念が生じないように国内外の世論に配慮しなければならないゼレンスキー大統領は、この「膠着状態」という分析を否定していたが、総司令官の解説には政治的なスローガンや精神論は一切ない。厳しい戦争の現実をそのまま詳述した、トップレベルの将軍の分析だ。

 

寄稿ではウクライナが勝つには何が必要なのか詳細に書かれている。ロシア軍より技術的に優れた装備が十分な量、必要だということ、どのような兵器が必要なのかも明確にされている。つまり、この兵器の供給こそがウクライナ勝利のための条件だというのだ。

 

一方、各国ではまた、一部の人が停戦交渉を行うべきだと主張している。もし戦場で決着をつけることができないなら、交渉して停戦するしかないという理屈だ。

 

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この記事の続きを産経ニュースで読む

 

筆者:グレンコ・アンドリー(国際政治学者)

 

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