fbpx
Connect with us

【主張】「オール沖縄」敗北 玉城氏は安保政策協力を

Published

on

沖縄県議選から一夜明け、県庁で記者団の取材に応じる玉城デニー知事=6月17日午後、那覇市(大竹直樹撮影)

~~

 

沖縄県議選で玉城デニー知事を支持する共産、立憲民主両党などの県政与党が敗北し過半数を割り込んだ。政権与党である自民、公明両党は公認候補が全員当選した。

 

自治体は首長と議会の二元代表制だ。玉城氏は結果を受け止め、基地問題などで政府への協力姿勢に転じてもらいたい。

 

沖縄県議選で当選を決め、支援者らと万歳する知事不支持派の自民党候補(中央)=6月16日夜、豊見城市(共同)

 

県議会は改選前、共産など知事支持派の「オール沖縄」勢力が24議席、自民など不支持派が24議席と拮抗(きっこう)していた。今回選挙で支持派が20議席、不支持派が28議席となった。

 

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する「オール沖縄」が県議選で過半数割れしたのは翁長雄志前知事が平成26年に同勢力を結集して以来初めてだ。これを機に、県の国への対決姿勢が改まることを期待したい。

 

沖縄県議選の開票を待つ、知事不支持派の候補者事務所に集まった人たち=6月16日夜、豊見城市(共同)

 

何より大切なのは、県民の生命と財産を守るための方策に取り組むことだ。外交安全保障は国の専管事項であり、政府は沖縄を含む南西諸島の防衛力整備を進めているが、県の十分な協力が得られていない。

 

自衛隊や海上保安庁が円滑に利用できる「特定利用空港・港湾」の指定・整備もその一つだ。政府が沖縄で指定できたのは、自衛隊と海保が常駐する那覇空港と石垣港の2カ所のみだ。県内には下地島空港(宮古島市)などすぐにも活用できる施設があるが、県は頑(かたく)なに反対している。

 

沖縄県議選の選挙戦最終日、社民党の福島党首(左端)、共産党の小池書記局長(左から2人目)、立憲民主党の辻元代表代行(右端)と街頭演説する玉城デニー知事=6月15日、那覇市(共同)

 

中国は沖縄の島である尖閣諸島(石垣市)の領有を唱え、海警局船の領海侵入が相次いでいる。中国側の主張では尖閣諸島は台湾省の島だ。彼らからすれば、中台統一は尖閣諸島を日本から奪わないと完成しない。台湾有事の際に沖縄が攻撃される恐れは高い。玉城氏は有事の住民避難計画策定や地下シェルター(避難施設、防空壕(ごう))の整備などで、国に全面協力すべきである。

 

沖縄県議選から一夜明け、県庁で記者団の取材に応じる玉城デニー知事=6月17日午後、那覇市(大竹直樹撮影)

 

県議選の結果を受け、玉城氏は「真摯(しんし)に受け止めなければならない」と述べたが、辺野古移設への反対は「揺るがない」と語った。この発言にはうなずけない。反対一辺倒で「真摯」といえるのか。

 

辺野古移設は、普天間飛行場周辺の県民の命を守り、日米同盟の抑止力を保つ方策である。県議会の自民、公明議員も国と県の協力を促してほしい。

 

 

2024年6月18日付産経新聞【主張】を転載しています

 

この記事の英文記事を読む

 

 

Continue Reading
Click to comment

You must be logged in to post a comment Login

Leave a Reply