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富士山、静岡県側も山開き 3ルートが山頂まで開通、入山管理も実施

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富士山の静岡県側登山道が開通し、富士宮ルートの6合目を登る登山客ら=7月10日午前、静岡県富士宮市(共同)

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富士山(3776メートル)の静岡県側登山道が7月10日、山開きを迎え、須走、富士宮、御殿場の3ルートが山頂まで開通した。山梨県側の吉田ルートは1日に開いており、開山期間はいずれも9月10日まで。静岡県は今季から、事前登録システムによる入山管理を実施。宿泊せずに夜通し登る「弾丸登山」やマナー違反の抑制を図る。

 

富士山開山祭で赤富士を模した神輿を担ぐ情勢たち=7月1日、山梨県富士吉田市(平尾孝撮影)

 

静岡県は登山計画や山小屋宿泊の有無を事前登録するシステムの運用を開始。事前登録がない場合、5合目登山口などでルール説明を受ける必要があるほか、午後4時以降は山小屋の宿泊予約のない人に登山の自粛を求める。9日現在、約2万4千人が登録しているという。人数制限は行わない。

 

富士山の静岡県側登山道が開通し、富士宮ルートの5合目で登山客らに事前登録の有無を確認するスタッフ=7月10日午前、静岡県富士宮市(共同)

 

静岡県によると、昨年の同県側からの登山者は8万4086人で、コロナ禍前の2019年(8万5677人)と同水準まで回復。円安などの影響により今年は訪日客らのさらなる増加も見込まれる。

 

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