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「日韓は文化面も未来志向で」 加藤康子氏、佐渡金山の世界遺産登録を歓迎「豊かな地域」

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「佐渡島の金銀山」の象徴になっている江戸初期の露頭手掘り跡「道遊の割戸」=新潟県佐渡市(本田賢一撮影

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産業遺産情報センター長の加藤康子氏(相川直輝撮影)

 

産業遺産情報センター長の加藤康子氏は7月27日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産登録を決めたことについて、産経新聞の取材に「長年涙ぐましい努力をされてきた佐渡の皆さんを心から祝福したい」と述べ、「江戸時代から育まれた鉱山文化が根付いた佐渡の地域は非常に豊かだ。多くの人に佐渡に来てもらい、徳川幕府の体制を支えた遺産を見てほしい」と語った。

 

佐渡金山は17世紀初頭に徳川幕府の直営となって、採掘された金が幕府の財政を支えてきた。

 

今回の世界遺産登録を巡っては韓国側が先の大戦中、朝鮮半島出身者の「強制労働」があったとして反発していたが、一転容認に転じていた。

 

加藤氏は「昨今の良好な日韓関係を象徴しているのではないか。大変うれしいこと。日韓でこれからも協力して世界遺産登録を増やして、文化面も未来志向で協力していくことが大事だ」と語った。

 

加藤氏が2015年の登録に尽力した長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)など「明治日本の産業革命遺産」を巡って、韓国側が今回と同様の理由で登録に反発した経緯がある。

 

筆者:奥原慎平(産経新聞)

 

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