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日米で最高の酒造りに挑む「獺祭」の桜井博志会長、羽田空港で夢を語る

ニューヨークで最高の“獺祭”づくりに挑戦する旭酒造の桜井博志会長は今月初め、羽田空港で行われた対談イベントのために一時帰国し、日本中から集まった聴衆を前に日本のお酒文化を世界に広げる夢を語った。

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羽田未来総合研究所の大西洋社長(右)と羽田空港で対談する旭酒造の桜井博志会長(©JAPAN Forward 渡辺幸裕撮影)

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ニューヨークで最高の“獺祭”づくりに挑戦する旭酒造の桜井博志会長は今月初め、羽田空港で行われた対談イベントのために一時帰国し、日本中から集まった聴衆を前に日本のお酒文化を世界に広げる夢を語った。

 

イベントでは、昨年、ニューヨーク郊外ハイドパークで現地生産を開始した旭酒造の桜井会長と、羽田未来総合研究所の大西洋社長が対談した。

 

アメリカに住んでいる日本酒メーカーの経営者から聞くニューヨークでの酒作りの話は貴重で、日本でこれだけ成功していてもアメリカではまだこれからだとのリアリティを実感させた。

 

羽田空港での対談イベントで語る旭酒造の桜井博志会長(渡辺幸裕撮影 ©JAPAN Forward)

 

長年百貨店経営に携わり、国内外のブランドビジネスにも精通した大西社長の質問に、桜井会長は「手間をかけて酒を作る」ことへのこだわりを強調した。その姿勢と信念は聞く者の心に強烈な印象を残した。

 

酒作りに挑戦しているアメリカ人の青年たちが、他の仕事では絶対にありえない蔵の清掃作業もしているという。これは、「徹底的に綺麗にしなければ美味しい酒が出来ないことを理解したからだ」と説明し、参加者たちは真剣に耳を傾けていた。

 

羽田未来総合研究所の大西洋社長と旭酒造の桜井博志会長の対談イベントに多くの人が参加した(渡辺幸裕撮影 ©JAPAN Forward)

 

自国食文化に無い飲み物を浸透させるのは半端ない苦労が伴う。どこの国でも、メーカーでも、製品でも、それは共通である。日本人とアメリカ人が協力して酒造り、ファン作りを目指す姿勢に感銘を受けたという声も聞かれた。

 

羽田空港内にある「獺祭」専用販売ブース

 

挑戦は始まったばかりで先は長い。ニューヨークの蔵を見て、理解し、味わいを知った人が増え、アメリカだけでなく、世界各地での飲食シーンに日本酒が登場し、飲む人が笑顔になり平和な時間を過ごす事を願う次第である。

 

勿論、日本の山口県岩国にある獺祭の本拠地に行かれる事も大いに推薦したい。

 

羽田空港で「獺祭」をPRするブースに稲も展示されていた

 

著者:渡辺幸裕

 

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