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映画「総理の夫」田中圭と中谷美紀 理想の社会を夫婦で実現

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映画「総理の夫」の一場面(C)2021「総理の夫」製作委員会

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自民党総裁選(9月29日投開票)の行方が注目される中、日本初の女性総理とその配偶者(ファーストジェントルマン)を描いたヒューマンコメディー映画「総理の夫」(河合勇人監督)が公開された。愛妻家でお坊ちゃん気質の鳥類学者、日和(ひより)役の田中圭と女性初の総理大臣、凛子(りんこ)を演じた中谷美紀に作品について聞いた。

 

原作は原田マハのベストセラー小説。権謀術数うずまく政界を舞台に、コミカルで爽やかな夫婦関係と未来への希望を感じさせる物語だ。

 

中谷は役作りのため、メルケル独首相やフォンデアライエン欧州委員会委員長、ニュージーランドのアーダーン首相など「諸外国の女性リーダーたちの姿やスピーチなどを参考にさせてもらった」と話す。

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その共通点として「アンガーマネジメントがしっかりでき、女性であるが故に受けた不当な扱いも、憤りをそのまま見せるのではなく、むしろ笑顔で返すぐらいの懐の大きさを見せていた。スピーチの際も声を張り上げるのではなく淡々と時には温かく、冷静な視点で発言していた」と分析。

 

これらを参考に、女性総理大臣像を作り上げていったという。劇中の凛子は弁舌爽やかでファッションセンスも抜群。常に冷静でくせ者の政界の重鎮との駆け引きにもたけた有能なリーダーだ。

 

一方、田中が演じた日和は周りの環境や人物によって流されていくタイプ。自分からは発信せず、周囲の芝居を100%受けていればよかったため、逆に苦労したという。

 

「どうしても役者、田中圭が顔をちらつかせ、余計なリアクションをしてしまう瞬間があった。日和らしく何もしないというのを徹底して撮影に臨むのが大変だった」と振り返る。

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「楽しく笑って、泣けて、なんか良かったなあと前向きになれる映画。特に女性には見てほしい。心温まる映画ができたと思う」(田中)

 

「働く女性が子供を産み、育てやすい社会を作るという凛子の理想を、日和と二人三脚で実現しようという映画。エンターテインメントに仕上がっているので気軽に楽しんでほしい」(中谷)

 

あらすじ> 大財閥の御曹司でお人よしの鳥類学者、日和(田中圭)。携帯電話の電波も届かない孤島で野鳥観察をしている間に、最愛の妻で野党党首の凛子(中谷美紀)が日本初の女性総理に就任。日和は突然、ファーストジェントルマンという大役に振り回されることになる。

 

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「総理の夫」は9月23日から、東京・丸の内TOEI、大阪・梅田ブルク7などで全国公開。2時間1分。

 

筆者:水沼啓子(産経新聞)

 

 

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