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[競馬]日本の代表的なレース2022

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春競馬のシーズンが到来した。3月27日に行われた春のG1シリーズ開幕戦、高松宮記念ではナランフレグ(丸田恭介騎手)が勝利を収めた。

 

高松宮記念を制したナランフレグ=3月27日、中京競馬場(撮影・河田一成)

 

ここでは、日本の代表的なレースを紹介する。

<2022 G1レースカレンダー>

2月20日 フェブラリーステークス(東京・4歳以上・ダ1,600)

3月27日 高松宮記念(中京・4歳以上・芝1,200)

4月3日 大阪杯(阪神・4歳以上・芝2,000)

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4月10日 桜花賞(阪神・3歳牝・芝1,600)

4月17日 皐月賞(中山・3歳・芝2,000)

5月1日 天皇賞(春)(阪神・4歳以上・芝3,200)

5月8日 NHKマイルカップ(東京・3歳・芝1,600)

5月15日 ヴィクトリアマイル(東京・4歳以上牝・芝1,600)

5月22日 優俊牝馬(オークス)(東京・3歳牝・芝2,400)

5月29日 東京優駿(日本ダービー)(東京・3歳・芝2,400)

6月5日 安田記念(東京・3歳以上・芝1,600)

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6月26日 宝塚記念(阪神・3歳以上・芝2,200)

10月2日 スプリンターズステークス(中山・3歳以上・芝1,200)

10月16日 秋華賞(阪神・3歳牝・芝2,000)

10月23日 菊花賞(阪神・3歳・芝3,000)

10月30日 天皇賞(秋)(東京・3歳以上・芝2,000)

11月13日 エリザベス女王杯(阪神・3歳以上牝・芝2,200)

11月20日 マイルチャンピオンシップ(阪神・3歳以上・芝1,600)

11月27日 ジャパンカップ(東京・3歳以上・芝2,400)

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12月4日 チャンピオンズカップ(中京・3歳以上・ダ1,800)

12月11日 阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・2歳牝・芝1,600)

12月18日 朝日杯フューチュリティステークス(阪神・2歳・芝1,600)

12月25日 有馬記念(中山・3歳以上・芝2,500)

12月28日 ホープフルステークス(中山・2歳・芝2,000)

 

3歳馬「三冠」への挑戦

 

3歳馬が挑む、皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞をすべて制する馬は三冠馬と呼ばれる。過去に三冠馬となった馬は8頭で、近年では昨年ジャパンカップを制し引退したコントレイル(2020年)が記憶に新しい。牝馬限定の桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞をすべて制する馬は牝馬三冠。3戦目がエリザベス女王杯として扱われた時代を含め、過去6頭の馬が牝馬三冠を獲得している。2007年には、ウオッカが牝馬として64年ぶりにダービーを制し話題となった。

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ゲートインを待つ桜花賞のスタート地点=2012年4月、阪神競馬場

 

古馬(4歳以上)を含む主要レース

 

2017年に大阪杯がG1に昇格し、天皇賞(春)、宝塚記念とあわせ「春古馬三冠」として扱われるようになった。天皇賞(春)は日本中央競馬会(JRA)の最長距離G1で、長年の伝統と格式を誇るレース。宝塚記念はファン投票で出走馬が決められ、「春のグランプリ」とも呼ばれる。宝塚記念のみ3歳馬も出走可能。「春古馬三冠」は歴史が浅いこともあって達成した馬はなく、これからに注目される。

 

天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の3レースを同一年に制した馬は「秋古馬三冠」と呼ばれる。「古馬三冠」だが3歳馬も出走可能。伝統的な3200メートルの距離を守る天皇賞(春)に対し、天皇賞(秋)は1984年から2000メートルに短縮され中距離王決定戦の性格を持つようになった。ジャパンカップは1981年に日本競馬の国際化を目指して初の国際G1レースとして創設された。有馬記念はファン投票によって出走馬が決まる、1年を締めくくるグランプリレース。ジャパンカップと有馬記念は1着馬の賞金が4億円(2022年)で、日本の競馬レースで最高賞金となる。秋古馬三冠馬は歴代でも2000年のテイエムオペラオー、2004年のゼンノロブロイの2頭のみ。

 

エリザベス女王杯は3歳以上の牝馬が「女王」の座をかけて戦う。

 

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京都競馬場のパドック=2020年10月(撮影・岩川晋也)

 

マイル、短距離、ダート

 

マイル王決定戦となるのが、安田記念とマイルチャンピオンシップ。近年の中距離重視の流れや短距離馬でも出走可能な距離もあって、注目馬が集まり国際的評価も高まっている。マイルレースにはこのほか、3歳限定NHKマイルカップ、牝馬限定ヴィクトリアマイルがある。

 

短距離王決定戦となるのが、高松宮記念とスプリンターズステークス。大波乱となった今年の高松宮記念はナランフレグがG1初制覇。騎手、調教師(宗像義忠氏)、馬主(村木克成氏)、生産者(坂戸節子氏)の各々にとっても初のG1勝利となり、夢をつかむ結果となった。宗像調教師は「ホッとしたというか、良かったと思う。(開業30年目でのG1タイトルは)やっとですね。ナランフレグのおかげ」と喜びをかみしめた。

 

高松宮記念を制したナランフレグの関係者による記念撮影=3月27日、中京競馬場(撮影・菅原和彦)

 

ダート王決定戦となるのがフェブラリーステークスとチャンピオンズカップ。今年のフェブラリーステークスを制したカフェファラオに騎乗した福永祐一騎手は、昨年2021年には天皇賞(春)、日本ダービー、スプリンターズステークス、ジャパンカップの4つのG1レースを獲得しており、注目される騎手のひとりだ。

 

 

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2歳馬限定戦

 

年末に競われる阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークス、ホープフルステークスは2歳馬限定戦で、翌年以降の活躍が占われる。日本競馬界のレジェンド、武豊騎手は昨年朝日杯FSを初勝利し、JRA・平地G1完全制覇の偉業まで残すところホープフルステークスのみとなっている。

 

朝日杯フューチュリティステークス初制覇を果たした武豊騎手=2021年12月、阪神競馬場(撮影・岩川晋也)

伝説となったG1以外のレース

 

G1ではないものの、伝説となったレースがある。1996年のG2阪神大賞典では三冠馬ナリタブライアンとマヤノトップガンが激闘。1998年のG2毎日王冠ではサイレンススズカが圧倒的な強さを見せつけた。1993年のG3七夕賞、G3(当時、現G2)オールカマーでツインターボが見せた大逃げは、いまなお語り継がれ愛されている。

 

ナリタブライアン(手前)とマヤノトップガンが大激闘をみせた阪神大賞典=1996年3月、阪神競馬場

 

筆者:影山慎一郎(JAPAN Forward)

 

 

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