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皇后さま「御養蚕始の儀」ご出席 愛子さま、大学授業ご受講始まる

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天皇、皇后両陛下は5月14日、お住まいの赤坂御所で、内閣府の嶋田裕光政策統括官から子供の貧困問題に関する進講を受けられた。天皇陛下は4月、即位に伴い5千万円を、子供の貧困対策に取り組む「子供の未来応援基金」に寄付されている。両陛下は同日、基金事業の詳細や子供の貧困対策の現状について説明を受けられたという。陛下は2月の誕生日会見で近年、印象に残る出来事の1つとして子供の貧困を挙げ「次世代を担う子供たちが健やかに育っていくことを願ってやみません」と述べるなど、関心を寄せられている。

 

皇后さまは11日、皇居内の紅葉山御養蚕所で「御養蚕始(ごようさんはじめ)の儀」に臨むため、皇居を訪問された。皇后さまが同儀式に臨まれるのは、昨年5月の陛下のご即位後初めて。午前10時前、皇居・半蔵門を車で通過する際はマスクを着用し、窓を開けて沿道の人たちに会釈された。

 

宮内庁によると、儀式では「蚕座(さんざ)」と呼ばれるカイコの飼育場所に孵化(ふか)から間もないカイコを羽ぼうきで移し、小さく刻んだ桑の葉を与えられる。通常は養蚕の知識を持つ「主任」と、若い4人の「助手」らが作業を手伝うが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、担当者の人数を絞って行われた。

 

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今後、約2カ月間に渡りカイコに桑の葉を与える「給桑(きゅうそう)」、わらなどで編んだ網に移す「上蔟(じょうぞく)」、繭を初めて収穫する「初繭掻(はつまゆかき)」などの工程が続く。

 

皇居での養蚕は明治4年、明治天皇の后(きさき)、昭憲皇太后が当時国内の重要な産業であった養蚕業の奨励のために始め、以降、歴代皇后に受け継がれてきた。現在の紅葉山御養蚕所は大正3年に建てられ、木造2階建ての1階は飼育室、2階は上蔟室、地下には貯桑室が備えられている。上皇后さまは平成2年に香淳皇后から養蚕を引き継ぎ、例年5~7月ごろにかけて、公務の合間を縫って養蚕に親しまれた。

 

上皇后さまが手づから育て、保存に取り組まれてきた日本純産種のカイコ「小石丸(こいしまる)」は現在国内では希少で、その繭で作られた糸は細く耐久性があることから、奈良・正倉院宝物の染織品や琵琶の弦などの復元に用いられてきた。

 

皇后さまは代替わりに伴い、上皇后さまから養蚕を引き継がれた。昨年は即位関連儀式などと重なったため作業そのものは担わず、養蚕所を訪問するのは担当者のねぎらいや、カイコの成育状況の確認などの機会に限られていたが、今年から作業にも携わられる。

 

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両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまが今春、進学された学習院大は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンライン形式での授業を開始した。宮内庁によると、愛子さまも今週から受講を始められたという。学習院大では4月の入学式を中止したほか、オリエンテーションなどの構内行事も見送っており、学生に対してオンラインによる教材の提供や講義の視聴などの遠隔授業を導入している。

 

 

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