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A protest calling for an end to the comfort women fraud in Berlin, June 2022.

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[Bookmark] North Korea Pushed Comfort Women Scam to Distract Neighbors While Developing Nukes

 

([ブックマーク]核開発を進める北は、隣人たちの目を欺くために慰安婦詐欺を推し進めた)

 

 

「慰安婦問題と北朝鮮コネクション」-。そんな題の英語論文が、「社会科学研究ネットワーク」(SSRN)という米国の学術交流ポータルサイトでいま話題となっている。

 

執筆したのは、早稲田大学の有馬哲夫、ハーバード大学大学院のマーク・ラムザイヤー両教授である。全60ページ以上に及ぶ同論文は、今年8月に発表されるとすぐ、歴史分野で史上最も多くダウンロードされた論文となった。さらに、これまで発表された全分野の論文の中でもトップ10入りし、多くの学者たちに高い関心があることが示された。

 

英語ニュース・オピニオンサイト「JAPAN Forward」(JF)では、その長い論文を麗澤大学のジェイソン・モーガン准教授が背景を含めて詳細に紹介した。上の英文(日本語訳)は、紹介記事の見出しである。有馬教授はその後、論文の要約を日本語でJFに寄稿。JFは日本語ページに同記事を掲載した。その概要を紹介しよう。全文はネット上で閲覧できる。

 

有馬、ラムザイヤー両教授は、慰安婦問題が以前は問題とされなかったのに、北朝鮮がミサイル・核開発を本格化させ、拉致問題が浮上するころになった1980年代後半から90年代前半に突如問題とされるようになったこと、さらに同問題が北朝鮮コネクションを持つ人々によって生み出されたことを膨大な資料をもとに論証した。

 

有馬教授は、「慰安婦問題は基本的に北朝鮮の日韓離間プロパガンダ工作である。それは日本軍による戦争犯罪でもなければ、女性に対する人権侵害でもなく、歴史問題ですらない」と結論付けた。

 

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1977年に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの返還を訴える母親の早紀江さん

 

そのうえで、河野洋平官房長官が1993年8月、慰安婦問題について反省と謝罪を表明したことに言及し、「北朝鮮の策謀から引き出された河野談話は、今日も日本人の名誉を棄損(きそん)し海外にいる邦人に苦痛を与えている。可及的速やかに破棄しなければならない」と締めくくった。

 

だが、北朝鮮は「偽りの歴史」問題を創り出すことに成功し、人々に対立と憎悪の感情を煽(あお)っている間に核とミサイル開発を進め、日韓に大きな脅威となっている。慰安婦問題づくりに協力した数々の日本人や韓国人、団体、メディアが論文に実名で登場する。彼らの責任は重い。

 

9月25日から10月9日の間に行われた北朝鮮の戦術核運用部隊の弾道ミサイル発射訓練(朝鮮中央通信=共同)

 

論文は、まるで隠されたパズルのカギを探しあて、一つ一つ埋めていきながら、謎を解いていく歴史物語のようだ。

 

有馬、ラムザイヤー両氏には、ストーカー行為やSNSを使った誹謗(ひぼう)中傷、さらには学問的研究の自由さえをも奪おうとするさまざまな圧力がかかっているが、両氏とも屈していない。

 

先週には、「慰安婦問題を巡る日韓合同シンポジウム」が都内で開かれた。参加した韓国国史教科書研究所所長の金柄憲(キム・ビョンホン)氏は、近代史、日朝修好条規以降の歴史にまつわる韓国の歴史教科書の記述は、8割以上が歪曲(わいきょく)または捏造(ねつぞう)されたものだと指摘した。旧日本軍が少女たちを強制連行し性奴隷とした歴史的史料は存在しないことにも言及し、「偽りの歴史」教育こそが日韓関係悪化の最大の原因だと主張した。有馬氏は「これで日米韓(の学者)が協力し、慰安婦問題を正すという態勢がとれた」と話している。

 

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サンフランシスコの慰安婦像(共同)

 

しかし、世界各地では最近、慰安婦像を新設する動きが活発化している。数十年かけて作り出された「偽りの歴史」を覆すのは容易なことではないが、未来のために正常化させる努力は欠かせない。JFは、「偽りの歴史」を暴くことで問題の本質を浮き彫りにする研究者たちを応援していきたい。

 

(JAPAN Forward編集部)

 

 

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※「日本を発信」シリーズは、産経新聞のオピニオン面に掲載された記事を転載しています

 

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