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硫黄島沖、噴火で新たな島 直径100m、周辺に軽石漂流

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噴火で発生した新たな島=11月10日午後、小笠原諸島の硫黄島沖(海上保安庁提供)

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小笠原諸島の硫黄島から約1キロの沖合で噴火が発生し、新たな島ができているのを、東京大地震研究所の前野深准教授(火山学)が11月7日までに確認した。

 

硫黄島の沖合で確認された噴煙。噴出した岩塊によって近くに島ができている=10月30日、東京都小笠原村(共同通信社機から)

 

前野さんによると、10月30日に航空機から観察した際、マグマが海水に触れて「マグマ水蒸気爆発」が起きているのを確認。数分おきに噴煙が上がり、高さは最高で50メートル以上に達していたとみられる。時折、大きさ数メートルの岩塊も飛ばされていた。その北側には岩塊からなる直径約100メートルの島ができており、周辺で漂流する軽石や海水の変色も確認された。

 

硫黄島の沖合で確認された噴煙。噴出した岩塊によって近くに島ができている。奥は硫黄島の摺鉢山=10月30日、東京都小笠原村(共同通信社機から)

 

気象庁によると、この付近では2022年7月~12月と今年6月にも噴火があった。今回の噴火は10月21日に始まったとみられる。前野さんは「マグマの活動が再開したことを示すものだ。噴火が続けば新しい島も大きくなるだろうが、いつまで続くか見通せない」と話した。

 

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硫黄島の沖合で確認された噴煙。噴出した岩塊によって近くに島ができている=10月30日、東京都小笠原村(共同通信社機から)

 

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