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【Tokyo Outlook】国難を変革に

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'Soar' Into the Future: Shoko Kanazawa Reveals New Year Kanji for 2024

(未来に向けて「翔」:金澤翔子さんが2024年の「新年の一字」を揮毫)

 

 

何という新年の始まりだろう-。元日に発生した能登半島地震のニュースは、日本に衝撃を与え、世界にも前代未聞の「新年地震」として伝えられた。

 

悪いことは続く。翌2日には、支援物資を積んだ海上保安庁機と日本航空機が羽田空港の滑走路で衝突、炎上するという目を疑うような悲惨な航空機事故が発生した。日航機の乗客乗員全員が奇跡に近い形で無事脱出できたことは、不幸中の幸いだった。

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雪が残る土砂崩れが発生した現場で、行方不明者の捜索を行う救助隊員ら=1月12日午前、石川県輪島市市ノ瀬町(桐原正道撮影)

 

日本が災厄に見舞われ、求心力を高めなければならないときに、与党は政治とカネの問題で逮捕者まで出し、岸田政権が苦境にある状況に変わりはない。英語ニュース・オピニオンサイト、JAPAN Forward(JF)は、そんな日本の現状と、恒例の新年企画「プレディクションズ(予測)2024」を世界に伝えている。

 

第1回は元日、本紙ワシントン駐在客員特派員で、JF特別顧問の古森義久氏が「新年の5つの国際潮流は日本への試練」と題する論考を発表した。

 

古森氏は、(1)アメリカの抑止力の後退(2)軍事力の役割の拡大(3)グローバリゼーションの後退(4)独立国家の主権の強化(5)経済至上主義の崩壊-の5つの国際潮流があるとし、「戦後の日本の国家のあり方そのものを揺さぶり、チャレンジし、否定さえしかねない」と言明。「新年の国際潮流は日本にとって国難とも呼べる重大な諸課題を突きつけてくる」と結論付けて、日本に試練の時がやってくると予測した。

 

JFにはこれ以外にも、さまざまな国籍の寄稿者たちによる予測記事が掲載されている。いくつか紹介してみよう。

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クリスマスをテーマにした着物に身を包んだ着物研究家のシーラ・クリフ氏(©Sheila Cliffe

 

当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦。お気に入りの予測があったら、読んでみてはいかがだろう。

 

JFで昨年、最も読まれた記事は、前出の古森氏が執筆した産経新聞の連載、あめりかノート「中国が狙う日本奇襲」(昨年5月7日掲載)の英語記事だった。中国の動向が関心を呼んでいることを改めて示した形だ。中国が関係する記事が予測記事にも多く含まれている理由である。

 

上の英文(日本語訳)は、人気書家の金澤翔子さん(38)が揮毫(きごう)する恒例の「新年の一字」を紹介した記事の見出しだ。2024年の一字は「翔」に決まった。米大リーグで活躍し昨年、ドジャースへの移籍が歴史的な契約額で決まった大谷翔平選手(29)の名前には「翔」が含まれる。今年最も注目される一字となるかもしれない。

 

日本にはすでに国難にも等しい試練の時が来ているが、それは「変化」を促すことにもつながる。まさに「新年の一字」が示すように、さらなる高みへと「飛翔(ひしょう)」するチャンスと捉えるべきだ。JFは日本の底力を信じて、日本の変革と飛翔を世界に伝えていきたい。

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「新年の一字」を揮毫した後、作品を披露するダウン症の書家・金澤翔子さん =東京都大田区久が原(植村光貴撮影)

 

筆者:内藤泰朗(JAPAN Forward編集長)

 

 

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2024年1月15日付産経新聞【JAPAN Forward 日本を発信】を転載しています

 

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