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金門海域で中国船転覆 中台対立激化 台湾海峡の内海化狙う?

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台湾・金門島沖の漁船転覆現場海域に集まる海巡署関係者ら=2月14日(台湾海巡署提供・共同)

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中国の東南部の福建省アモイの近くにあり、台湾が実効支配する金門島付近の海域で2月14日、台湾の海巡署(海上保安庁)の船が取り締まり中に中国の漁船が転覆し、2人が死亡した。中国政府は「悪質な事件だ」と台湾側を強く非難したうえで、同海域の「秩序維持」のため、中国海警局による巡視活動を強化すると発表した。その後、同海域で台湾の観光船に対する臨時検査を実際に行った。台湾側は「事故を機に、中国が一方的に現状を変更し、台湾海峡を内海化する可能性がある」として、警戒を強めている。

 

中国海警局が「微信(ウィーチャット)」公式アカウントで2月25日に公開した、台湾離島金門島の周辺で演習などを行ったとする画像。船体に「海警2202」の文字が確認できる(共同)

 

報道官が非難の談話

 

台湾の海巡署によると、2月14日午後1時45分(日本時間同2時45分)ごろ、同署の巡視船が、台湾側が立ち入り禁止水域としている金門島の東方沖約1カイリの場所で不法に操業している中国の漁船を発見した。取り締まりに向かったところ、漁船が逃れようと蛇行するうちに転覆し、乗っていた4人が海に投げ出され2人が死亡した。同署は取り締まりの経緯について「すべて法に基づいて行われ、対応に問題はなかった」としている。

 

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筆者:矢板明夫(産経新聞台北支局長)

 

 

2024年2月21日付産経新聞【矢板明夫の中国的核心】より

 

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