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議員や首長に「意欲のある方は挑戦してほしい」 上川陽子外相

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外相の上川陽子さん(鴨志田拓海撮影)

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3月8日は「国際女性デー」。シンボルフラワーはミモザです。各界で活躍する女性たちに、なぜ今、多様な力が必要とされるのか、聞いていきます。今日は外務大臣、上川陽子さんです。

 

 

--諸外国では女性外相は珍しくないですね

 

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「昨年9月の就任直後に米ニューヨークに行きました。着いて早々のG7(先進7カ国)外相会合は、私が加わったことで男女比がパリティ(均等)になりました。私を歓迎する声が上がり、会合は非常に盛り上がりました。確かに見回すと(EU外相を含む)8人中4人が女性。この現実は非常に大きいものがあると思いました。外相のみならず、外交団も女性が多いと実感しています」

 

--外務省は他省庁より女性が多い印象です

 

「令和2年12月に閣議決定した第5次男女共同参画基本計画は国家公務員の採用者に占める女性の割合を35%以上にする目標を定めましたが、外務省の5年4月入省者の女性割合は5割を超えました。全職員の約4割が女性です。近い将来、確実に女性幹部の比率が高まると思います」

 

F先進7カ国(G7)外相会合に臨む上川陽子外相(右から4人目)=9月18日、米ニューヨーク(外務省提供)

 

--女性の割合が高まるメリットについてはどう考えますか

 

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「やはり多様性だと思います。男性だから多様ではない、女性だから多様であると申し上げるつもりはないですが、あまりにも(女性割合が)少ないと、何か問題、課題があるのではないかと考えます。多様性がある社会では、違いから生まれることや気づかなかったことに気づく視点も出てきます。今まで取り込まれなかった女性の視点を生かすことで社会全体も積極的に変えていく、変わっていくことが大事ではないでしょうか」

 

--女性国会議員が増え、多様な背景を持つ人が増えればよいですね

 

「国会議員だけでなく、各級の議員、地方自治体の首長への女性の参加を増やしていくことは非常に重要です。地域社会で活躍する女性は多いのに、そうした女性が議員になっていくコースは必ずしも多くない。いろんな分野で活躍する方、意欲と能力がある方にチャレンジしてほしいなと思います」

 

聞き手:原川貴郎(産経新聞)

 

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■上川陽子(かみかわ・ようこ) 静岡県出身。東大卒(国際関係論)。三菱総合研究所研究員を経て、米ハーバード大ケネディスクール修了(政治行政学修士)。平成12年の衆院選で初当選し、19年に当選3回で少子化担当相として初入閣。初代公文書管理担当相、法相、自民党幹事長代理などを歴任し、昨年9月、女性として約20年ぶり、歴代3人目の外相に就任。71歳。

 

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