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JR九州が鉄道で肥薩線復旧、27日合意へ 慎重姿勢転換し観光復興計画受け入れ

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鎌瀬~瀬戸石間の球磨川に架かる球磨川第一橋梁を渡るディーゼルカー=2010年3月26日、熊本県八代市坂本町(恵守乾撮影)

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JR九州は3月19日、2020年7月の豪雨で被災し一部区間で運休が続く肥薩線を鉄道で復旧させる方針を固めた。関係者によると、同日の取締役会で協議した。熊本県、国と27日に開く予定の3者会合で基本合意する見通しだ。持続可能性の観点から鉄路復旧に慎重姿勢を貫いてきたが、肥薩線を軸に観光振興を目指す地元の復興計画の受け入れに転じる。

 

2020年7月の豪雨で被害を受け、復旧が進まず橋脚だけが残るJR肥薩線の橋梁(きょうりょう)=2023年7月、熊本県球磨村(共同)

 

3者は4月以降、線路の設計や復旧費など詳細な検討を開始。現時点の試算では復旧費は約235億円に上る見込みで、国と県が約9割を負担する。 県と沿線自治体が線路や駅舎などの施設を保有し、JR九州が運行を担う「上下分離方式」を採用する計画だ。

 

熊本、宮崎、鹿児島の3県を通る肥薩線は橋桁が流失したり、駅が浸水したりするなど甚大な被害に遭い、八代(熊本)―吉松(鹿児島)間の86・8キロが不通となっている。被災前の同区間は営業赤字だった。

 

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2020年7月の豪雨で被害を受けたJR肥薩線の線路 =2020年8月3日午後(沢野貴信撮影)

 

 

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