Vivi Lin YouTube An Open Letter Dr Tedros

 

Taiwanese Student Rebuts WHO Chief, Strikes A Chord Among Japanese, Other Asians

(台湾の女学生がWHOのテドロス事務局長に反論、日本やアジア諸国の共感を呼ぶ)

 

 

もうお気づきかもしれないが、英語ニュース・オピニオンサイト「JAPAN Forward」(JF)のトップページに、「新型コロナウイルス・ニュース・アラート」というバナーが4月から登場した。新型コロナへの警戒を呼び掛けようと、急遽(きゅうきょ)作ったものだ。

 

白い防護服に身を包んだ男たちが消毒薬を散布する姿が目をひくバナーをクリックすると、新型コロナ関連のニュースを集めたページが展開する。

 

新型コロナ関連の記事は日に日に増え続け、4月7日の緊急事態宣言以降は、掲載する記事の実に7割以上を占めるようになった。2020東京五輪のバナーは消えた。中国・武漢発の新型コロナウイルスは、関連記事でJFの画面を埋め尽くしている。

 

4月24日時点で、最も読まれているトレンド記事5本中3本もコロナ関連だった。上の英文(日本語訳)は、前回紹介した記事以外で新たにトレンド記事にランクインした記事の見出しである。

 

同記事は、伝染病について英国で学ぶ台湾の女子医学生、ヴィヴィ・リンさんが世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長を批判した投稿動画がネットで話題となり、日本をはじめ世界の国々で共感を呼んでいると伝えたものだ。

 

テドロス氏が8日の記者会見で「台湾から人種差別的な中傷を受けた」などと訴えたのに対し、リンさんは翌9日、動画で「私はネット上であなたがWHO事務局長の職を辞すよう求める署名が数多く集まっていることを知っています。ですがそれは、あなたの民族や肌の色、アフリカの人々への差別でありません」と明確に反論。

 

さらに、「台湾は国際社会の医療衛生に貢献してきました。この世界的な伝染病との戦いにおいても世界と同じ立場です。WHOから締め出されても、台湾は貢献します」と力説し、テドロス氏に「事実に反する非難」に対する謝罪を求めた。動画の再生回数は170万回を超え、「いいね」の数も11万以上と反対の声を圧倒し、「台湾は貢献でき、貢献している」「がんばれ台湾!」といった熱いコメントが寄せられる。

 

JFは、リンさんのインタビュー記事を、近々、掲載する予定だ。勇気ある若者の心からの主張にぜひ期待してほしい。

 

産経本紙からは「中国、新型コロナ感染拡大でも太平洋で軍事挑発」や「【主張】全国に緊急宣言 感染拡大の移動抑え込め 検査と待機の態勢を整えよ」のほか、「日本は中国の世論操作に対抗措置を打ち出せ」、ジャーナリスト、櫻井よしこさんの「暴かれた中国依存の脆(もろ)さ」などのオピニオン記事も数多く掲載された。

 

一方で、歌手の星野源さんが感染拡大阻止のために始めた「うちで踊ろう」キャンペーンや、少しずつ増えているJFサポーターたちの日本を応援する声なども紹介し始めた。

 

JFの編集チームは、緊急事態宣言を受け、在宅勤務に切り替えているが、皆すこぶる元気で、やる気満々である。

 

新型コロナとの戦いが長期化するのは避けられない。出口戦略はどこにあるのか。盲点はないのか-。常にそのことを念頭に置きながら、日本が世界に貢献できる新型コロナのリアルな情報を発信していく覚悟である。

 

(JAPAN Forward編集部)

 

 

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※「日本を発信」シリーズは、産経新聞のオピニオン面に掲載された記事を転載しています。

 

 

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