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眞子さまご結婚、国民の祝福を受けて旅立って欲しい

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上皇ご夫妻の長女、黒田清子さんは、学習院女子部に在学中の学芸会で劇の脚本を書いている。往年の名画「ローマの休日」を下敷きにしたものだ。ご一家で鑑賞されたのかもしれない。

 

欧州の某国の王女を演じるのは、オードリー・ヘプバーンである。ローマを訪問中、大使館から抜け出した王女は米国の新聞記者と知り合う。ローマを散策するうち、二人の間に恋心が生まれるというラブコメディーである。

 

大使館に戻り、王族の義務について諭された王女は言い返す。「私が王族や国家への義務をわきまえていなかったら、今夜帰って来なかったでしょう。今夜だけでなく、この先も永久に…」。「公」と「私」の間で迷ったあげく、公を選んだ名セリフである。

 

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秋篠宮家の長女、眞子さま(29)が婚約の内定している小室圭さんと年内に結婚されることになった。婚約や結婚の儀式は行われない。結婚により眞子さまは皇室を離脱し、米国で新生活を始められる。眞子さまは、世論の逆風にも屈せず、結婚の意志を貫かれたことになる。一時金の受け取りも辞退するお覚悟と聞く。

 

とはいえ皇室という「公」の立場に比べて、あまりに「私」を優先した決断、との印象が拭えない。小欄を含めた大多数の国民は、眞子さまの幸せを願っている。小室さんとの結婚に反対しているわけでもない。ただ小室家の金銭トラブルを含めた全ての経緯を聞きたいだけだ。まさに昨年11月の記者会見で秋篠宮さまが述べられた、「見える形」での対応である。

 

「ローマの休日」をしめくくるのは記者会見の場面である。お二人に改めてお願いする。記者会見ですべてを明らかにして、国民の祝福を受けながら、晴れて米国に旅立っていただきたい。

 

 

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2021年9月2日付産経新聞【産経抄】を転載しています

 

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