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核廃絶運動に尽力、被団協の坪井直さん96歳で死去

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オバマ米大統領と話す被爆者の坪井直さん(右)。左は安倍晋三首相=平成28年5月27日午後6時6分、広島市中区の平和記念公園(鳥越瑞絵撮影)

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核兵器廃絶と被爆者援護の活動に尽力した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の坪井直(つぼい・すなお)さんが10月24日死去したことが27日、分かった。96歳だった。広島県出身。

 

広島工業専門学校(現広島大工学部)3年だった昭和20年8月6日、通学中に爆心地から約1・2キロで被爆し、大やけどを負った。戦後は中学教師として教壇に立ち、生徒に被爆体験を語った。「ピカドン先生」の愛称で親しまれ、子供たちに核兵器の恐ろしさと平和の大切さを教えた。

 

退職後は被団協のメンバーとして世界各地で体験を証言し、平成12年に代表委員に就任。その後、広島県原爆被害者団体協議会の理事長も務めた。

 

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28年5月、米国の現職大統領として初めて広島を訪問したオバマ氏と握手し、核廃絶に向けて「共に頑張ろう」と話し掛けた。

 

 

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