Mr. Hiroshi Yuasa is an Editorial writer, a columnist for the Sankei Shimbun and Senior Fellow at Japan Institute for National Fundamentals. His areas of specialization include Security of Asia Pacific region, Japan-U.S. relations.
Mr. Yuasa graduated from Chuo University, Faculty of Law and studied international relations as a Mid-Career Fellow at Princeton University.
He has served as a Washington Bureau Chief 1995-98, Singapore Bureau Chief 1998-2002 at the Sankei Shimbun.

日本の知略で「手負いの龍」を抑え込め

  歴史家のナイル・ファーガソンは、過去のパンデミック(感染症大流行)を振り返って、未知のウイルスが社会の階級間と、民族の間にある既存の緊張を悪化させると指摘する。なるほど習近平中国国家主席は、武漢ウイルスの処理のまずさから拡散を許し、内外

インド太平洋戦略に欧州を巻き込め

  中国の習近平国家主席は「救国の指導者」なのか「抑圧の独裁者」なのか。22日開幕した中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)で、習主席が狙ったのはもちろん前者としての位置付けだが、国際社会からは武漢発コロナウイルスのパンデミック(世

パンデミック後の世界分断

    今回、ここに掲載したのは、米国の五大湖に近いウィスコンシン州議会上院の「決議案」まがいである。まがい物である理由は、それが中国当局による巧妙な英作文であるからで、よく言えば草案、ありていに言えば偽物である。   決議案には、新型コロ

不都合な真実を隠す独裁体制の病気

  不都合な真実を隠そうとするのは、全体主義の本性なのだろう。たった一つのコラムの見出しを理由に、中国は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の3人の北京駐在記者を追放した。新型コロナウイルスの感染拡大を独裁政治の限界として論評する

NATO結束促した「中国の脅威」

    あれだけ自己顕示欲が強く、暴言癖があり、自信家でもあるトランプ米大統領が、今回はよくまあ、耐えたものである。「時代遅れ」と脱退までほのめかした北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議に、一転して重要なメッセージをもって参加した。